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| 安佐北区の住居兼用の歯科医院。縦の柱と横に広がる庇がアクセントのおおらかな外観。2階リビングは天井高が最大4.5mのゆとり空間を実現 |
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設計の仕事で心がけているのは「ナチュラル・スタンス」であること。ある意味、自然体で「力を抜いた」住まいをつくれないかと考えています。
間取りでいえば、2部屋分の広さの空間をあえて1部屋にするなど、空間にデッドスペースを大切にするように提案。コスト面では、予算の1割低い金額で建てることも勧めています。耐久性を考えれば、基礎や柱などの構造体そのものの合理化はしませんが、壁の化粧材などにお金をかけないことで省コストをはかります。住まいそのものにあまり多くの利便性を追求しないことも私の持論です。いろんな設備があり便利すぎると、人間の五感は退化していくんじゃないでしょうか。
昨年、安佐北区に建てた住居兼用の歯科医院の外観のモチーフは「子どもが絵に描いたような家」。シンプルな構造に、縦にのびる柱と横に広がる庇(ひさし)をアクセントに使い、おおらかさを表現しました。内部も2階のリビングは山型の天井を生かした大空間をデザイン。建物を面積だけではなく、高さを加えた「容積感覚」で考える。すると、モダンでのびやかな住まいの形が見えてきます。暮らすほど、気持ちが豊かになる。そんな設計がこれからも変わらぬ目標です。(談)
●問い合わせ (有)SCプロジェクト建築事務所 TEL.082-541-5610 |